国民と供に歩む木村が国会関連情報を発信します。

見える国会、国民の国会、未来を創造する国会となるために、国会関連の動きをお伝えします。
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■国会短信2004/8/1号■
猛暑が続いておりますが、今年は8月7日が立秋にあたります。あまりの酷暑で気づきませんが、確実に秋が忍び寄っています。雲の変化を「春雲は綿の如く、『夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く』冬雲は鉛の如し」また、月遅れの盆が過ぎると急に季節が変わる朝夕の気配を「けさりんと体のしまりや秋の立つ」と正岡子規も詠っています。
先月末に参議院選挙後初の臨時国会が召集され、各党とも選挙結果をそれぞれに意識しながらの論戦が始まりました。各省庁の部局では平成17年度予算の概算編成準備にはいり、これから政府・与党は年末の予算原案決定に向け予算編成一色になります。その合間をぬうようにして、9月20日前後には自民党の役員人事と組閣が行なわれる予定です。
◆環境委員会視察◆ −国立公園・ラムサ−ル条約・ペットボトルリサイクル−
先月中旬、衆議院環境委員会による国立公園とペットボトルリサイクルの現地視察に派遣されました。
日本には国立公園が28、国定公園が55、都道府県立公園が308箇所あり国土の14%を占め、海中公園も64地区が指定されています。今回、視察したのは大雪山国定公園・支笏洞爺国立公園・ラムサール条約登録湿地のウトナイ湖・道立野幌森林公園と、ペットボトルリサイクル関連企業です。
アイヌの人たちが「神々の遊ぶ庭」と呼んだ大雪山国立公園は、面積が約23万haあり、現在も活動を続ける然別火山群を含む原始性豊かな国立公園です。さすがに圧倒される自然環境ですが、利用と保護の兼ね合いが難しく環境悪化が懸念されています。夏期の短期間に数万人規模の方が訪れるため登山道の荒廃が特に著しく、高山植物を踏付けて出来た道の土壌が露出し、数千年掛かって堆積した貴重な土壌が流失しています。支笏洞爺国立公園でも、スノーモビル、オフロード車の無秩序な使用が自然環境や動植物の生態・育成環境に悪影響を与えるため禁止区域を設けました。冬期オリンピック札幌大会時に恵庭岳に造られた滑降コースも、大会終了とともに閉鎖して緑化復元が図られています。
環境省は、自然観環境整備・自然公園核心地域総合整備事業(緑のダイヤモンド計画)として、自然の保全や復元を一層強化しながら、誰もが自然に触れ、かつ学ぶことが出来る整備事業を推進しています。また、公園内では環境省職員の他に各公園100人前後の方が「パークボランティア」として自然保護に取り組んでいます。
ラムサ−ル条約は水鳥の生息地として重要な湿地帯や干潟を世界各国が保全するための国際条約です。渡り鳥にとって長い旅の途中に羽を休める豊かな餌場は欠かす事の出来ない場所で、繁殖地で無事ヒナを育ててもその越冬地が消滅しては、種の存在までも危ぶまれます。
国内では1980年に釧路湿原の初登録後、2002年に伊勢湾奥部に残された唯一の大規模な干潟「藤前干潟」が登録され、現在13箇所になりました。(2004年7月現在)「藤前干潟」に飛来するシギやチドリは一万羽を越え、繁殖地と越冬地を移動する時の中継地として、また海水浄化機能も併せ持つ干潟としても非常に重要です。私も自然環境保護を積極的に応援しようと再確認いたしました。
リサイクルのキーワードは「Reduce(減量)」「Reuse(再使用)」「Recycle(再生利用)」この3つのRです。今回視察した企業は、札幌市が「エコタウン札幌計画」として推進する、「リサイクル団地」に誘致した企業の一つで、ペットボトルを再資源化する事業者です。
日本では、使い捨て容器入りの飲料や過剰包装商品が大量に販売され、私達消費者もそのような商品を選択しています。家庭ゴミの約6割がびんやペットボトル、箱や包装紙などです。札幌市では資源選別センターで素材ごとに選別し専門業者がリサイクルをしています。この企業はペットボトルを粉砕し再生資源にしておりますが、再生過程に問題が2点あります。汚れていると高品質化出来ない事と、着色ボトルはリサイクルしにくいことです。
関係業界では着色ボトル廃止ガイドラインを定めましたが、私達がリサイクルを考えてゴミを捨てる意識を持つことこそが重要です。
現行の容器包装リサイクル法は、拡大生産者責任という考え方が基本で、製産者に製品廃棄にも責任を持たせています。つまり商品の価格にリサイクル費用が含まれますが、回収・分別・保管コストは自治体負担、つまり税金です。大量消費・廃棄では税負担部分も増大し莫大なコストとなり自治体の財政を圧迫しています。私たち自身がゴミを少なくし(Reduce減量)、回収しやすい容器の商品を選択し(Reuse再使用)、リサイクルしやすいゴミの出し方(Recycle再生利用)を考えなければならないと思います。現行法は、来年評価検討され改正が行われる予定です。環境破壊の恐ろしさ、有限資源の有効利用・循環型社会の構築がいかに大切かを反映できる法律改正になるように、党の関係部会や国会の委員会で発言して行こうと思います。
◆−スーパー中枢港湾の指定−◆
7月23日に名古屋港(伊勢湾・名古屋港飛島埠頭南側地区等)がスーパー中枢港湾に無事指定されました。私が国土交通省政務官在職当時に検討が始まり、指定に向け努力した事業だけに、一安心いたしました。
スーパー中枢港湾とは、アジア域内で激化する港湾間の競争によって相対的地位を低下させた我が国港湾の競争力を、ターミナルシステムの統合・大規模化、IT化等の施策の推進で、アジア主要港を凌ぐコスト・サービス水準の実現を図り、我が国の経済活性化に必要な産業競争力を回復等させ、経済活動を根底で支える港湾の国際競争力を取り戻すための重要な施策です。目標として、港湾コストの約3割低減、リードタイム(コンテナ船の接岸から荷主による引取りが可能となるまでの時間)の1日程度への短縮(現状3〜4日)をめざします。
アジアのハブ港湾としての機能は、香港・シンガポール・釜山港に奪われていますが、スーパー中枢港湾として重点的に整備することで、コンテナ船基幹航路の寄港頻度高め、アジア経済の中で産業立地の優位性を回復させて行きたいと思います。
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