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国民と供に歩む木村が国会関連情報を発信します。


見える国会、国民の国会、未来を創造する国会となるために、国会関連の動きをお伝えします。

■国会短信2005/4/1号■

 「清浄明潔」万物ここに至りて皆潔斎にして清明なり。
 4月になると、桜をはじめ草木の花が咲き始め、森羅万象に新鮮な気があふれ、天地万物に清浄の気が満ち春の清らかで生き生きした様子を表した言葉だそうです。3月中の冷え込みで、桜の開花は若干遅れ気味ですが、芽吹きの季節が感じられるようになってまいりました。
 国会では平成17年度予算が無事成立しました。予算成立をうけ、政府は郵政民営化法案の国会提出をめざし、自民党との協議を急いでいますが、現状では民営化に対する懸念を払拭しきれていないと思います。
 国会の会期も残すところあと約3ヶ月、介護保険法改正案などの重要法案も審議がやっと始まったばかりで、他にも国民の生活に直結する案件が沢山残っています。真摯に取り組みたいと思っています。  また、過日の福岡県西方沖地震で被災なされた方々に心よりお見舞い申し上げます。


◆尊厳死と末期医療◆
 人は、病気になったとき悔いのない医療を受けたいし、また家族にも受けさせたい。そして、治癒の可能性がなくなった場合には家族に看取られ苦しまずに人生の最期を迎えたいし、家族にも面倒をかけたくないと思うのではないでしょうか。
 近年の医療技術進歩に伴い多くの人命を救うことが出来る様になりましたが、一方、不治の病に冒され痛みに苦しむ患者にとっては、末期の医療が、逆に患者自身を苦しめてしまうケースが見られるようになりました。これからの終末期医療はどうあれば良いのか、またその為の法整備はどうしたらよいのかが、ますます重要になって来ました。
 終末期の医療ケアといっても病状に様々な状態がありますが、大きく分類すると、第一に、癌など一般に死亡の数週間前まで自立した日常生活を送ることが出来るが、ある時期を境に急速に衰弱し、通常は終末期が2ヶ月以内の短期間で、本人の意識や認知能力は通常に保たれ、本人の医療に対する希望も確認可能なもの。
 第二に、心臓・肺・肝臓などの臓器不全で、臓器の機能は2〜5年の経過でしだいに低下する間に何度か急激に悪化し、その度に小康を得るが元のレベルには回復しないもの。  第三に、老衰や痴呆などで5年以上の経過をたどり、機能が徐々に低下して死にいたるので、終末期を何時からとするかが、第二の臓器疾患よりさらに難しいとされているものに分類が出来るそうです。  私は、上記に加え事故等により突然植物状態となり、その状態が数年以上に及ぶものがあると思っています。
 しかし、分類が出来ても、終末期の医療をいつ中止するかを判断することは、治療開始が医師の裁量権の範囲にあるのに対し、治療の中止は死を意味することから、医師の作為的行為として殺人罪として裁かれる可能性があり非常に難しい問題です。安楽死訴訟に関していくつかの判例はありますが、患者や家族、そして治療に当たる医師が明確なルールの下で終末期医療に取り組むためには、法律の整備を進めなければならないと思います。死は人の尊厳にかかわり、その判断も人それぞれの倫理観に基づく問題ですから、十分な議論をし、国民の理解を得て行くことが最も重要なことと存じます。
 今般、治癒の見込みが全く無くなってしまった終末期の患者の意思を尊重し、無理な延命治療を行わない尊厳死について、一定の制約の範囲内で選択を可能にするための法整備を行うために、超党派の「尊厳死(仮称)法制化を考える議員連盟」が設立されます。
 以前から「終末期医療と尊厳死」について、私なりに勉強してまいりましたので、この議員連盟の一員として、是非患者の人としての尊厳を守りながら、人生の最期を迎えることが選択できるような立法に取り組みたいと思っています。

◆藤前干潟と清龍丸◆
写真1  3月20日に浚渫兼油回収船「清龍丸」の完成披露式、27日にはラムサール条約湿地に指定(平成14年11月)されている藤前干潟に、環境学習と保全調査の拠点として整備した環境施設の開館式に出席いたしました。  平成10年、松原名古屋市長から藤前地区にごみ処理施設建設の相談を受けたことを思い出します。様々な検討の結果、藤前処分場建設は断念しましたが、無理に計画を推進しなかったことにより、日本でも数少なくなった都市部周辺の干潟を残すことが出来、今では名古屋にとどまらず日本の財産として、誇れる自然を守ることが出来たと思っています。
写真1

 名古屋地域は古くから木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の恵みを受け稲作や漁業が発展しました。これらの河川が運ぶ大量で微粒な土砂が堆積し、広大な干潟を形成し魚介類も豊富に捕れ、また水鳥の楽園となりました。今日では、環境が重視され各地で干潟の再生や保護がされるようになり、藤前干潟の意義がますます高くなって来ています。  しかし、この地域は伊勢湾台風(昭和34年9月26日)の襲来により甚大な被害を受けましたが、その後の復旧作業に必要な土砂の一部をこの藤前地区から採取し、その時の影響が今でも残り、一部地区では水深7mまで掘り下げられ、海水が淀み水質が悪化しているそうです。現在3m程まで埋め戻し作業が進められていますが、早期の環境回復が望まれます。  肥沃な土地や干潟が木曽三川の『正』の恵みであるならば、『負』の部分は名古屋港の航路を土砂が埋め、その確保のために浚渫作業が欠かせないことであると思います。その浚渫のために先代の清龍丸(昭和53年配備)の老朽化に伴い、新清龍丸が、この度完成しました。この船は通常、湾内の浚渫に従事しますが、平成9年のナホトカ号事件での先代清龍丸の活躍のように、油の流出事故や災害時にも、威力を発揮できる最新鋭の設備を搭載しています。  自然の力や知恵に学び、人間が中心となりながら自然と共生することが大切と思います。まさに「愛・地球博」のテーマ「自然の叡知」ではないでしょうか。
◆お詫びと訂正◆
 先月号で県営名古屋空港の施設に関する記述において、名古屋空港では、給油と機体整備を行える施設がなくなってしまったように記述しましたが、給油は県営移行前からの企業が移行後も事業を継続しておりました。また、整備に関しては、重整備(エンジンの分解修理など)は、出来ませんが、検査や点検には支障が出ない体制が存続されていました。不正確な記述を反省し合わせて訂正申し上げます。


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