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■国会短信2007/6/1号■


 気象庁は、先月5月26日に奄美地方の梅雨入りを発表しました。奄美での入梅は、平年より16日も遅く、統計を取り始めた1951年以降では、その年と2000年に並ぶ最も遅い梅雨入りだそうです。また、民間の気象情報サービスでは、東海地方の入梅は平年と同じく6月8日頃と予測しておりますが、全国的にはやや遅めのようです。
一方、梅雨明けは、西日本地方を中心にラニーニャ現象の影響で太平洋高気圧が強まり、平年並か早めになる傾向とのことです。一方、愛知・岐阜各県の主要ダムの貯水量は、平均で7割強のようですが、ダム所在地での4,5月の降水量は平年の半分以下で、水不足の問題が出てきそうです。
 国会では、社会保険庁改革関連法案に関し、野党の強い抵抗や、事務所費問題や緑資源機構での官製談合などを追及されていた松岡農林水産大臣の不幸な出来事などがあり、会期末に向け安倍内閣にとって厳しい国会運営が続きます。残された会期で、総理は新たに、今回問題となった年金記録問題での特別立法を決意しました。「教育改革関連三法案」や、最低賃金の底上げを図る「労働関連三法案」、天下り規制強化を柱とする「国家公務員法改正案」などの重要法案成立に全力を挙げてまいります。





◆「社会保険庁改革法案」◆


-信頼される年金制度・組織のために-


 わが国では人口減少が始まり、1億2614万2千人と前年同月比で5万1千人減少と発表されました。人口構成が変化する中、平成16年に年金制度を持続可能なものとするための改正が行われましたが、年金保険料徴収や運用を担当する社会保険庁の内部で起こった、個人データの覗き見や漏えい、また、加入率や未収率の実態を隠す意図的なデータ作成などが社会的な問題となり、組織そのもののあり方が問われ、今回、信頼を失った社会保険庁を解体するための法律案が提出されました。
 それは、組織を非公務員型の「日本年金機構」に改め、公的年金に係る財政責任・管理運営責任は国が持ち、「徴収・記録管理・給付」等の業務を機構に担わせるというものです。また、徴収業務を民間委託することを可能にし、悪質な滞納者については、一定の手続の後、国税庁による強制徴収も可能としました。





−納付記録の未統合−


 しかし、改革議論の途中で、新たな落ち度が発覚しました。それが、5000万件もの公的年金保険料の納付記録が対象者不明になっていることです。年金は国民の老後の安心の支えであります。また、年金制度を維持するには国民の信頼無くしては成り立ちません。度重なる問題の発生にいらだちを感じますが、早急な対応をしなくてはなりません。
 安倍首相も、この問題に関して(1)対象者のわからない納付記録を再調査する(2)支払い不足が判明した場合は時効を適用しない特例を導入すると表明し、年金記録漏れ問題の対応に全力を挙げる考えを強調しました。
 平成9年に導入された基礎年金番号制度で被保険者は厚生年金、国民年金いずれに加入していても、また転職、転勤などがあっても基礎年金番号さえあれば、納付記録の通算がオンラインで管理出来るようになりました。しかし、基礎年金番号導入前に、転職や年金手帳紛失による再発行などで複数の年金手帳を所有している人の一部の記録が統合されずに今日に至っているのが今回の問題です。
 基礎年金番号は、現在1億156万件あり、未だ統合されていない5000万件(オンライン化済み)の内、約2880万件(年金受給年齢に達した物)を、現在の年金受給者約3000万人の記録と突き合せする作業が必要になります。その他、手書きの記録や、約5000万件を上回るとされるマイクロフィルム化された記録すべてが、間違えなくコンピューターに入力されているか人の手で確認する作業も膨大なものとなります。





−国民の皆様のご理解とご協力を−


 この作業は社会保険庁内のすべての記録と市町村の保有するすべての記録を付き合せることとなり、作業は長期を要し膨大な量になります。国民の皆様に加入記録の確認と、もし記録が抜けているとの疑問をお持ちの場合は、積極的にご自身の年金記録の照会を申し出ていただくというご協力をお願いしなくては、作業が迅速に進みません。
 本来ならば、社会保険庁が責任を持ってすべての該当する記録を調査すべきではありますが、膨大な量の調査のため国民の皆様のご理解とご協力により、作業を進めることがベターの選択であると考えます。
 そして、これらの作業で受給金額の増加や、受給資格に至らないとされていた人にも受給権利が発生することが考えられ、本来受給するはずであった部分が事項で消滅しないために特別立法を早急に作ることになりました。




◆硫黄島米軍飛行訓練視察◆


   写真1



 5月8日夕刻、委員会審議終了後厚木基地から自衛隊機に搭乗し、硫黄島の海上自衛隊硫黄島航空基地で行なわれている米軍の発着訓練を視察しました。
 夜間発着訓練を視察する予定でしたが、当日の天候状況が悪く、夜間訓練が中止になり、翌9日朝からの訓練を視察しました。米海軍航空母艦キティーホーク艦載機による訓練は、地上滑走路を航空母艦甲板と想定した、進入角度の確認や短距離での発着訓練です。艦載機パイロットにとって航空母艦での発着は海上へ落ちたり、母艦船体に追突する危険など、陸上での発着に比べ格段に技術を要するそうです。








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