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◆2004/8/9号◆

参議院選挙後に召集された臨時国会が閉幕
 主要案件は民主党提出の年金廃止法案の採決だけでしたが、政府・与党は審議1日で否決してしまいました。
 先の通常国会での採決の仕方や法案内容に対する不信が大きな要因となり、参議院選挙において事実上敗北した政府・自民党とすれば、国会会期を十分に取り民主党の主張する改正案のどこが問題なのかを、審議を通して明らかにしていった方が良かったのではないかと思います。
 与党も民主党も三党合意に基づき、あるべき年金制度の姿を早急に議論すべきであり、白か黒かのみを主張していては国民のためにならないのではないでしょうか。
 たとえば、法案の施行を1年凍結し、その間に議員年金、社会保険庁のあり方、官僚の天下り、年金の運用方などの問題点を、国民の納得の得られるシステムに変えるなどして法案を施行すれば、凍結期間の年金財政の欠損は約5000億円程度で済みます。
 その後、少子高齢化社会における年金・医療・介護・雇用の各保険と児童手当を含めた社会保障全体のあり方を、国民に開示しながら検討して行けば良いのではないでしょうか。
 民主党案のように毎年5兆円を超える欠損を出し続けるだけの廃止法と比べ、国民はどちらを支持してくれるかは明らかだと思います。



 今臨時国会で奇異に感じた出来事がありました。
 先の通常国会で、ある民主党衆議院議員が参議院本会議の開催を阻止しようとして、参議院議長の議場への入場を妨害し、あわせてメガネを破損させた行為に対して懲罰動議が提出されました。異様に感じたのは懲罰動議が採決される時です。採決の間、当事者は退場するのですが、その時他の民主党所属議員がとった行動は拍手での見送りと出迎えでした。
 まるで有罪となった暴力団員の入所・出所時の「お勤めご苦労様」のように、何故処罰されたかは問題にしない身内意識だけの行動と、ダブって見えてしまいました。
 その民主党議員の懲罰の結果は、公開議場での戒告という一番軽い懲罰でしたが、過去衆議院では陳謝8件、登院停止53件、除名が1件(院議に不服従)記録されています。


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